oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

大森ロッヂで冬の手仕事、味噌作り。

いつもより丁寧に三度の食事を用意する機会が増えたここ2年。朝ごはんに味噌汁を作る頻度も増えました。ならば、安心安全な材料で自分で味噌を作ってしまおう!ということで、大森ロッヂで行われた味噌作りに参加してきました。

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これまでも飛騨で無農薬栽培にこだわって農業をされているサノライスさんのお米を大森ロッヂの『yamamoto store』さんに取りまとめていただき、たびたび購入していたのですが、今回の大豆、麹、塩の味噌作りキットも同じようにして購入したものです。ありがたや〜。

 

ちなみに使用した大豆はあまりの美味しさに鳩が食べすぎて死んでしまうほどとかで「鳩殺し」という名前がついているのだとか。茹でたのを食べてみたら、確かに濃厚な味わいでした。にしても、なんちゅうネーミング…

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さあ、作業です。まずは、塩と麹を混ぜます。この作業をやっていると、手の肌艶がしっとりスベスベになります。菌の作用すごい! 次に大豆を手で潰すのですが、これがかなりの重労働。換気のため扉を開け放ち戸外のような状態の中での作業でしたが、暑くなって上着を脱いでしまったほどです。

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最後に塩、麹、潰した大豆を混ぜ合わせるのですが、この時、以前作った熟成味噌を種味噌として少し入れると、発酵のスターターになるそうです。写真の味噌は手前味噌ではなく、『yamamoto store』のTさんから分けてもらったものなのですが、ひとなめしたらめちゃくちゃまろやか。美味しかったなー。

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出来たお味噌に重石を乗せて温度変化の少ない場所においたら、10月か11月には食べられるようになるそうです。今から秋が待ち遠しい!(M)

 

 

 

 

京急蒲田に恵方巻きを買いに。

年が明けたと思ったらもう2月。時が経つのは早いものですね。ところで、2月の行事と言えば何が思い浮かびますか? 私はバレンタインより断然、節分です。豆をまいて鬼を追い出し、福を招きいれるというゲーム性を帯びた日本独自の年中行事!普段は眠っている大和ゴコロがむくりと起き出すってもんです。

 

世の中が大々的に恵方巻きを食べようぜ!ってムードになるのもいいですね。普段は「糖質は親のカタキかなんかなの?」ぐらい敵視している人も、この日は巻き物を頬張りエビス顔です。

 

一方で、毎年この時期スーパーなどの恵方巻き廃棄問題がニュースになりますよね。けど、それはまた別の話。「皆さんの手に渡るように」なんてキレイごとは無しにして、欲をかかず、作りすぎないようにコントロール出来ないものかなーと思います。

 

っと、話がそれました。今日は京急川崎に用事があり、まっすぐ大森町に向かわず京急蒲田で途中下車。そう、インスタでチェックしていた『だし和食 福もと』の海鮮恵方巻きを買うためです。せっかくなら、美味しいのが食べたいですからね。

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はあ〜、見てくださいこの断面!鮮魚と書いて、宝石と読ませるタイプのヤツです。しかも、海苔が香ばしい!旨い!『福もと』では他にも特製卵焼きが入ったベーシックタイプや、炙り鰆の恵方巻きをご用意されていました。明日用にもう一本買っておくんだった…。(M)

 

 

大森浅間神社で福種銭をいただく。

あけましておめでとうございます。昨年は緊急事態宣言続きでなかなか遠出もできないなか、運動不足解消を兼ねて近所をうろつきまわり、やっぱり大森っていいところだなあと再認識した1年でした。今年もより一層の愛を込めて、大森、蒲田、京急沿線の情報をお届けできればと思っておりますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

さて、時間を遡りまして今年の大晦日は大森浅間神社に初詣に行ってきました。そんなに人出はないかと思っていたのですが、コロナ対策で境内に入る人数を制限されていたからか、環七沿いにまあまあな行列ができていました。鳥居横ではかがり火が炊かれていて、近づくたびに暖かくなってくるのが嬉しかったです。じっとしていると足の裏から冷気が這い上ってきますからね。

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実はお参りに来る前まで大森町駅前のカラオケ『ドルフィン』で友達と懐かし歌謡曲を歌って盛り上がっていたのですが、この時はうってかわって神妙な面持ちで並びましたよ。ええ。

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真っ暗ななか浮かびあがる拝殿、賽銭箱から聞こえる小さな落下音、柏手を打つ音、新たな年の始まりがしみじみと感じられ、やっぱり初詣に来ると新年を迎える気持ちが整うなーなんて思ったりして。

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お参りの後に福種銭をいただきました。喜! 帰宅後に友達と中を開けてみたら、小さな金色の大黒さまと恵比寿さま、福種銭が入っていました。二体の神様は商工業の守護神ですから、その御神徳を仰ぎつつ、福種銭を借りて大きな福徳を得ましょうね、でもってお蔭を受けたら一旦返してまた新しくお借りしてご縁を深くしていきましょうねって意味が込められているそうです。ありがたや〜。さあ、この福種銭、どこで使おうかな?(M)

 

 

 

一足早く、東邦医大通りに2022年の主役登場!

東京オリンピックなど世界的なイベントがあったにも関わらず、感染症が猛威をふるい、観戦どころか外出もままならない日が多かった2021年ももうすぐ終わり。

 

来年はなんとかよい年にしたいなあ〜と思いながら東邦医大通りを歩いていたら、雄々しい姿の来年の主役を発見! 虎デカい! 木材が放つ清々しさも相まって元気もらった!

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こちらは木材をはじめとする建築資材全般を扱う会社のエントランス。毎年、干支にちなんだ絵で道ゆく人を楽しませてくれています。

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ところで皆さん、2022年の目標は決まりましたか? 私は大森町と梅屋敷のあいだにあるこの自販機で、牡蠣のリゾットを食べるという野望を密かに抱いております。

 

この野望(?)のように、ささやかな情報を含めつつ大森蒲田や京急沿線情報を来年も綴っていけたらと思っておりますので、お付き合いのほどよろしくお願いします。それでは皆さま、良い年をお迎えください(M)

 

 

 

日本民家園で紅葉と、蕎麦と、日本酒と。

暦が12月に変わり、今年もあますところ1ヶ月を切りました。自由に出歩けない期間が長かったこともあり、季節の変化をあまり実感出来ないまま1年が過ぎてしまったような気がします。致し方ないとはいえ、本格的な冬が来る前に赤や黄色に色づいた木々だけでも見ておきたい……ということで、川崎の生田緑地内にある日本民家園に行ってきました。

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まずは、日本民家園内にある「そば処白川郷」で腹ごしらえ。山菜や揚げ玉の乗った温かな蕎麦をいただきながら冷酒をちびちび。開け放たれた縁側からは、サーモンピンクに色づいた紅葉を眺めることが出来ます。は〜、酒が沁みる。
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先ほどの穏やかな色合いとは違う、燃えるような赤さの紅葉も。赤と緑のコントラストが美しい〜。
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落ち葉と水紋の組み合わせも風雅でよいものですよね。ずっと見ていられるヤツ……。
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合掌造りの古民家と紅葉も絵になる〜。合掌造りの家って守ってくれそうな温かさと風格がありますよね。擬人化したら、頼り甲斐のあるお母さんになりそうだよなー。

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園内の紅葉は8割方という感じでした。この日は11月21日でしたから、今なら最後の紅葉に間に合うかもしれません。

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帰りに鳳神社の二の酉を覗きに行き、久しぶりに華やぎのある色彩や大勢の人出を見ることもできました。いやー、よく歩いた(M)

 

消えゆく大田区の味わい建築。

世界が一変するウイルスが蔓延し、自由に外歩き出来ない期間もありましたが、やっと少しずつ日常が戻ってきた……かと思いきや、大田区に点在する味わい深い建物が無くなるニュースがポツポツ舞い込んできて、やはり全て以前の通りとはいかないものなんだなと寂しい思いをしています。

 

直近で知ったのは、雑誌などにも取り上げられたことがある小さな商店の集合体「うめやストアー」の閉店。梅屋敷ののんびりローカルな感じを凝縮したかのような建物だったのですが、無くなってしまうなんて(涙)

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大森のお蕎麦屋さん「しのはら」の閉店は今年早々でしたが、その後に期間限定でオープンしていた海苔茶漬け専門店もクローズ。かつて司法書士事務所だったというあの古い洋館も、解体されてしまうようです。こんな味わい深い建造物、もう新しくつくろうと思っても難しいんだろうなあ。これから人口も減っていくし、そこら中空き家だらけで管理面の不安も増しているのに、なんでこうもボコボコ無機質な高層ビルを建てちゃうかなー、味わい建築を保存した方がよっぽど街の美観に貢献することになるのになーなんて思ったり。

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蒲田の楽園、「三洲屋」も味わい深い建物でした。が、今年ビルごと建て替えるとかで、あえなく閉店。ここで何度、酒を酌み交わしたことか……。このニュースにショックを受けた方も多かったみたいで、横浜や松戸など遠方の方からも「三洲屋が無くなるって聞いたんだけど、ホント?」と連絡いただきました。ホントですと伝えるたびに、胸がチクンとしましたよね。

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写真には撮っていませんが、大森町商店街でちょっと美味しい魚をというシーンでお世話になっていた「魚政」も今年で取り壊しになってしまい、今は更地になっています。街の新陳代謝が進んだと言われたら、そういう部分もあるのでしょうけど複雑な気分です(M)。

 

 

 

 

梅屋敷に響くお囃子にジーン。

昨晩、梅屋敷の東通り商店街を歩いていたら、どこからともなく笛と打楽器の音色が聞こえてきます。なんだろう?と思い前方を見ると、半纏にねじり鉢巻のいなせな集団が少しずつこちらに向かってくるところでした。

 

全くノーチェックでしたが、毎年11月8日は大林寺の御会式のようで、前から来るのはその万灯行列でした。華麗な纏さばきとお囃子、厳かにライトアップされた万灯が渾然となって、いつもの梅屋敷がちょっぴり幽玄の世界に近づいたような……。それにしても、丸2年お囃子というか祭と名の付くものから遠ざかっていたので、単純にテンション上がりました。

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今年、池上本門寺では密を避けるために万灯行列は行わないのだそう。大林寺の万灯行列は規模は大きくないので決行の判断となったのでしょう。人手が少ない分、かえって安心して見ることが出来ました。

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纏の役、カッコいいなー。なかには小さな子どももいて頬が緩みました。一生懸命さがかわゆ。

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静かに行列を見守るお坊さんのシルエットが影までよくて思わずパチリ。(M)