oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

旧東海道でお茶を2杯。

新年号も決まり、心浮き立つ今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。街中の桜も六分ほど咲き、歩いたら気持ちいいかなあと、品川での打ち合わせ後、旧東海道を歩いてきました。

 

テクテクテクテク……新馬場を過ぎたあたり、目線よりやや高い位置にヤカンがぶら下がっています。いったいなんでしょう?

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日本茶カフェ『茶箱』とあります。初めてみる看板ですね。気になったので入ってみると…。

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なかにはとても感じのいい男性と女性。お話を聞いてみると、昨年12月にオープンしたばかりのお店だということ。男性は外国の方にお茶を紹介する仕事をしていて、いつかご自身のお店を持ちたいと思っていたこと、女性はいろんなお店で研鑽を積み、今はオリジナルの和菓子を作っていることが分かりました。以前は理容室だったという古い物件をリノベーションした店内には、大きな鏡がそのまま残されていて、実際より広々とした印象です。さあ、何を飲もうかな。迷った挙句、掛川のかぶせ茶とレモン大福を頼みました。

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かぶせ茶というのは新芽が出てから布を被せて1週間ほど経ってから摘んだお茶だそうです。苦味がなく、まろやかな旨味がありますね。一瞬、出汁っぽい味もするから面白い。ちなみに、布をかぶせる期間をもう少し長くすると玉露になるそうです。レモン大福は柔らかくしっとりしたおもちにクリームチーズと広島産のレモンで作った餡が入っていて、優しい甘酸っぱさ。これがお茶に合うのなんの。「お茶は二煎目までお入れします」と言われた後、お店の棚をふと見上げると、今はあまり見かけない懐かしいお茶入れを発見! 無理を承知で「二煎目はあれに入れてテイクアウトできますか?」とお伺いすると、あっさりご了承いただけました。嬉しい!

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さあさあ、美味しいお茶をぶら下げて、いざ勝島運河へ! 終わりかけの菜の花と小さな葉が出始めた桜とかぶせ茶。仕事帰りに思いっきり春を満喫することができました。それにしてもこの容器、懐かしい〜^_^(M)