oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

さよなら、街のオアシス「すし処 日の出」。

内川と旧東海道が交わるところに架かるするがや橋。この橋を起点に羽田へ続く街道・羽田道を行くと、モダンな建物が現れます。ここは、大森住人のオアシス「すし処 日の出」。

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仕事の区切りがついた後などに予約なしでふらりと立ち寄り、美味しいお寿司とお酒に癒されてきました。しかも、良心価格ときています。

 

そんな「すし処 日の出」に昨日は最初で最後の予約を入れて行ってきました。というのも、昨日でわが桃源郷、心のガンダーラが閉店だったのです。「せめて最後にもう一度食事をしたい」という常連さんが多いため、最後の数日は予約のみの営業。というわけで予約をいれ、Kさんとランチに出かけたのです。

 

K「午後から仕事あるけど…」

M「最後だから飲みますよね、ね?」

K「ビール1本をわけるぐらいの量なら…」

 

と軽いさぐりをいれあいながら、互いに免罪符を得て平日昼ビールという禁を犯す私たち。それもこれも、お店の最後を見届けるためです。よし、特上にぎりもいっちゃおう!

 

お通しは、すりおろした山芋に海苔を入れたもの。写真を撮るのも忘れてツルッと食べてしまいました。次なる小皿はしったか貝とコンニャク。

 

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味はしみているけど、けして前に出すぎない優しい味わい。はー、しみじみ美味しい。

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白魚とたまご、三つ葉のお椀もほっこり和むお味です。

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ふー! 主役の登場です。イカ→コハダ→タイ→蒸しエビ→中トロ…と夢中で食べすすめてふと隣を見ると、Kさんもほぼ同じお寿司を残していて、2人して笑ってしまいました。右隣に徳利とお猪口的なものが写っていますが、これは米の水です(きっぱり)。

 

店主の岡崎さんは、そんな我々のやりとりに時折笑い、絶妙な合いの手を入れてくれます。ああ、この笑顔を見るのも最後か…。思わず、まだ続けてくださいとおっしゃる常連さんも多いのでは?と言ってしまったのですが、「『身体がキツいなら、週イチでもやってくださいよ』とおっしゃってくださる方もいるのですが、毎日開けてないと逆に食材の管理が大変なんです」と岡崎さん。で、ですよね…。勝手なことを言ってしまってすみません。

 

さあ、名残おしいですが、店を出ましょう。夜の準備が出来ませんからね。

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このカジキとタコも見納めです。いままで美味しいお寿司をありがとうございました!(M)。