oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

大森町で学ぶ青森の針仕事

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寒さ厳しい冬の楽しみといえば、針仕事ですね。東京では珍しい、青森県の伝統技法「津軽こぎん刺し」が大森町で体験できと聞きつけ、ブローチづくりに挑戦してきました。

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この日つくったブローチの図案がこちら。編み物と同じで、図案が命!ひと針ひと針、布の織り糸(縦糸)の隙間を数えながら、間違いなく横糸を刺していくという、正確性が求められる技法です。

なので、ひと針でも刺し目を間違えると、ホント痛い目にあいますよ!なんて言っている私が、この段階ですでにやらかしていることに全くきづかず‥‥

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どうにもこうにも、針目が合わなくなってきたわけです。いくら観察しても犯人とおぼしき目がみつからず、こぎんGメンこと先生に助けを求め、間違い箇所を見つけてもらいました。

「ここですよ!」

Gメン先生が指摘したのは、一番とんがった部分です。二段とも同じ目に刺してしまっていますよね。なんてこった!

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正しい刺し目がこちら。反対側はちゃんと鋭い部分が一段ごとにズレています。

ちなみに美しく仕上げるには、ふんわりと刺すのがコツとのこと。強くひっぱりすぎると、あとで調整できないし、見た目がよろしくないと教わりました。強い力からは柔らかいものは生まれない。組織づくりも、物づくりも同じですよね! こしが強い讃岐うどんも、力強い足踏みでつくられるわけですし。

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思考がうどんにいくあたりで、集中力の限界を感じ(早い!)ちなみにこの画像の段階では間違いに気づいてなく、半分ほどいてやり直しました。針目!十分お気をつけください!

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ちょっとだけ、おやつ休憩。差し入れにいただいたのは、こぎんの見本と同じようなカラフルなクッキー。モザイクタイルの一大産地、岐阜県多治見市で売られている、モザイクタイルクッキーだそうです。かわいい!

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クッキーに癒されたおかげで、グングン進み、ブローチの一歩手前まで出来ました!

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くるみボタンを作るように、ブローチ用の丸い土台に布を入れ込めば完成です。あごがれのこぎん刺しが作れたことに感動。シメントリーな図案は、生活の中に溶け込みやすく、じゃまをしないのがいいですよね。

 

今回体験したこぎん刺しは、3/17 13.00〜、大森町のマチノマノマでも体験できます!

講師はこぎん男子のepadadaさんです。説明がわかりやすくて、楽しい時間が過ごせました。ご興味がある方は、マチノマノマさんのサイトをのぞいてみてくださいね。(k)