oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

川崎が世界に誇る奇祭・かなまら祭。

地方に行くと、「子孫繁栄」のご利益を掲げた道祖神や「子宝の湯」を謳う温泉を見かけることがあります。そんな場所には大抵、男性や女性そのもののビジュアルを模した神さまが祀られていたりして、昔の日本って性におおらかだったんだなあと和み笑いしてしまいます。そんな、ほっこり系?の頂点、かなまら祭りが去る7日に行われました。場所は川崎大師駅すぐそばの金山神社です。のぼりのマーク!

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我々は例祭開始の10時に駅に着いたのですが、境内に入るための列はぐるりと神社を一周して住宅街の奥深くまで達していました。ホントにすごい人で、SNSで情報を得たのか外国人観光客も多かった。ディズニーランドの新しいアトラクションの列より長いんじゃ…ということで早々に離脱。

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味わい深い建物が並ぶ商店街を歩いていると、お肉屋さんがあったので入ってみました。コロッケまでかなまら祭り仕様! 食べてみると、衣はカラッと、中はホクホクのお芋で優しい甘さ。歩きながら食べるコロッケの美味しいこと。出店が出ているというので、近くにある大師公園にも行ってみました。ビールを飲みつつウロウロしていると…。

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カラフルなツボ押し棒が売っていました。黒いヤツ、ダースベイダーにしか見えませんね。この公園では他にもかなまら祭り仕様のピアスやTシャツ、帽子などが売られていました。

 

そろそろお神輿が通るんじゃないかとルートに戻ってみると、沿道警備をされていた女装コスプレイヤーさんから「もうすぐお神輿がとおりまーす」の声。写真をお願いすると、すぐにポーズをキメてくれました。嬉しい!

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そうこうするうち、遠くから神輿囃子が聞こえてきました。

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行列に続くのは、船に乗った真っ黒な神さま!

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実はこのお神輿、地場産業日立造船寄贈なのだとか。大企業をも巻き込んだ本気の悪ふざけ?いや、大まじめ? いずれにせよ、シャレのわかる日立造船さんはサイコーです。

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最後にお出ましになったのは、ピンクで先ほどより形もファニーなエリザベス神輿です。この神輿が上下にぴょこぴょこ揺れるたび、沿道の皆さんもニコニコ。なんとも平和な光景です。

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川崎大師駅では京急の職員さんがこんなオシャレなパンフレットを配っていて、京急川崎駅ではかなまら祭り特別乗車切符も販売していました。来年の春、世紀の奇祭をご覧になってみてはいかがでしょう? (M)