あっという間に10月も終わりですね。
今週末はハロウィンで街に繰り出す人も多かったみたいですが、今回のポストは20日ほど前に行われた池上本門寺の御会式についてです。
御会式とは日蓮聖人の命日10月13日前後に行われる法要のこと。12日の逮夜(たいや。忌日の前夜のことです)には大きな万灯や纏、笛や太鼓などで構成された行列が出て、とてもキレイ。
万灯のまわりに飾られた和紙のしだれ桜がふわりふわり揺れるのも幻想的でいい感じ。ちなみにこの飾り、聖人が入滅された時に季節外れの桜が咲いたことからきているみたいです。万灯行列は、安藤広重の「江戸百景」や松尾芭蕉の俳句にも残されているぐらい古くからある行事みたいですよ。
とはいえ12日は仕事があるんだよなあ……ということで、少しでもあの高揚を感じようと万灯行列前日の11日にoomoriwestの3人で池上に出かけてきました。
境内には露店がいくつも出ていて、高校生カップルやファミリーがりんご飴を食べたり、金魚をすくったりしています。我々はまず生ビール! 戸外で飲むビールめちゃくちゃ久しぶりだったけど、美味しかった〜(涙)
こういう屋台って、流行を取り入れながら年々変わっていきますね。昭和世代を熱狂させた焼きとうもろこしや亀すくいの姿はなく、替わりにチーズホットクや宝石すくいの屋台が。
たこやきや煮込みをつまみながら、ビールやハイボールをぐびぐび。日本酒を売っている屋台がなかったのが残念!
日蓮聖人の法要で赤白幕とは、御会式をどう捉えたらいいのか……と気になったりしながら階段を降りる。
帰りしな、蒲田駅でしだれ桜を見ることが出来ました。今年の万灯行列は境内のみだったみたいですが、来年こそは街を練り歩くあの美しい行列をみたいものです。(M)