oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

まち歩きで知った、マグロじゃない三崎。

1月のとても寒い日、地域×出版の新しい働き方をテーマにしたイベント「ローカルメディアフォーラム」に参加してきました。

京急でバビューーーンとむかった先は、マグロがうまい「三崎口」。

昼は「豪快マグロ丼!」といきたいところですが、ゆっくりコーヒーを飲みたいし、「まぐろきっぷ」で来ていないし、ということで、三崎港バス停前の「雀家」さんへ。

ここ、晴れた日は港が一望できるビュースポットなんですが、あいにくの曇り空。

でも、見てくださいよ、このひらけた景色!

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東京でビル群を見ながら食べるパスタとは、やっぱりひと味違います。

 

そして「雀家」さんから徒歩5分で到着したのが、集合場所の「本と屯」さん。

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本屋さんに見えますが、違うんです。

夫婦出版アタシ社のオフィスであり、蔵書室でもあるところ。もとは船具店で、築年数は90年以上だとか(奥には五右衛門風呂もあるんです!!)。

「いつでも自由に本が読める」場所として、中にはソファや椅子もあり、何時間でも座っていたくなる空間です(※貸し出しや販売は行っていません)。

おむかいには三崎では数少ない本屋さんがあるので、書店にきたついでに、ちょっと寄っていこう♪ という、本読みたちにはたまらないエリアなんです。学校帰りの小学生たちもよく遊びにくるそうですよ。考えてみれば、いま多くの街から書店が消え、10代の子どもたちが、本のある空間で過ごす時間がぐっと減っているのが現実ですよね。

1冊の本との出会いで人生が変わるかもしれないのに、本と出会う場所がない。そんな悲しいことにならないために、こんな空間が増えたらいいな、と思うのでした。

 

さて本題に戻りましょう。今回参加した「ローカルメディアフォーラム」は二部構成になっていて、はじめにショートツアー(まち歩き)がありました。

「本と屯」を営むミネさんの案内で、三崎港の周辺をぐるりと歩いてみました。

「そうそう、三崎の散歩は、上を向いて歩くと楽しいですよ!」

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そんな情報を耳にして、さっそく建物の二階部分に目をやると、おぉ、懐かしい看板や、凝った建築装飾があるじゃないですか。年月を重ねた建物が多いので、昭和世代には懐かしく、平成世代には新しい。どの商店を見ても、わー、なんだか落ち着きます。

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フォトジェニックな、スナック「バッカス」。目が覚めるようなブルーの扉、中がどうなっているのかワクワクしますよね。今度はぜひ夜の時間帯におじゃましたいです。

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こちらも爽やかなミントグリーンの漁船。この辺りは「日の出」と呼ばれている地域だそうで、遠くに城ケ島の灯台がくっきりと見えます(きっと、ここから見る日の出が素晴らしいに違いない!)。

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今晩は三崎に泊まりたいな、、、。

そう思っていたところに、いい宿がありました。「ichi」さんでは、体験フィッシングやトレイルハイクツアーなどをやっているようですよ。

地元住民と肩を並べて歩いてみると、やっぱり情報が濃いし、おいしい店も、いい宿もわかる。ショートツアー、最高でした。

長くなったので、第二部の話はまた今度~! (K)