oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

大森山王の教会で知ったラオスの手仕事

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レンテン族(ラオス)の手刺繍

Instagramで知ったイベントが、近場で、しかも、気になっていた会場で開催されているとは!!ふふふ(^^) テンション上げて行ってきました、「大森福興教会」へ。JR大森駅から山王方面へ出てすぐ、むかいの階段をのぼったところにある教会です。

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西口から徒歩2分。駅近にこんなに大きな教会があるなんて!

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奥に進むとショップのようなディスプレイが

訪れたのは、NPO法人「Support for Woman's Happiness」さんが、自分らしく生きる女性たちのてしごとを応援するために行っている「纏うラオス展」です。ラオスの民族生地を現地の障がい作業所ソンパオさんでミシンがけし製品化。『FranMuan』というブランドとして全国各地で紹介されています。そのイベントが、8月の3日~7日の5日間限定で大森福興協会へやってきた、というわけです!

タイ、ベトナム、中国に隣接するラオスは50もの少数民族で構成される国。それぞれの地域で伝承されている「染め」「織り」「手刺繍」の技があり、ラオスの手仕事の奥深さを知るいい機会になりました。

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タイル一族による手織りのクロス

タイル一族がつくる生地は、マンゴーやグアバの葉、マリーゴールドなど天然素材で染められた手紡ぎ糸が原料。それを一段一段ソフトに織り重ね、柔らか~い肌心地に仕立てられていました。

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レンテン族による染色小物

染めの加減でグラデーションを生み出すレンテン族。同じ藍色でも、濃紺になるほど濃く染まっている証だそう。長い反物に染めたあと、メガネケースやコースターに!

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ヤオ族のヘアバンド

パターンに沿って、丁寧に仕上げられたヤオ族の小物たち

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日本人好みにデザインされた洋服も!

洋服を見ていると、フリンジのあしらいや袖丈について「どうでしょう?」とスタッフさん。日本人の好みにあうデザインを現地の方に伝え、ラオスの生地を生かしながら手にとりやすい色やかたちを追求しているそうです。

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レンテン族のシューズ

また、作業所では刺繍などの女性の仕事が多くなってしまうため、新規で取り組んでいるのが、力が必要な靴づくりとか。新しいアイテムを検討する上で、男性だからできることを考え、仕事量のバランスをはかる姿勢が素晴らしいな!

産地や製造過程の正直さが問われる時代ですが、「ラオスのここを見てほしい」というメッセージがあふれる展示会を、これからも応援したい気持ちになりました。

ラオスでの仕事は農業と手仕事が中心で、野菜がとっても美味しいんですよ」「山盛りの野菜を料理にトッピングできます!」というスタッフさん。そんな言葉を聞いたら、ますますラオスが好きになってしまいました♩

 

(K)