oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

癒しの京浜運河

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長らく続くステイホーム。落ちる筋力、鈍る感性。少しはデジタルから離れる時間も必要なんじゃないか。そう思い立ち、西へ東へ、三密を避けて歩くこと数週間。自然という生ものを求めて散歩した結果、今の自分がいちばん求めているのは「京浜運河沿い」の風景だと気づきました。

 

京浜運河は、港区田町付近から品川区、大田区、川崎を経て、横浜の大黒埠頭まで続く運河の総称。散歩で行ける距離には限りがあるけれど、香に触れ、鳥の声を聴き、足の裏で土のやわらかさを知る。まさに自然の中にいるぞ、という気分になれる場が、こんなに近くにあるなんて。大森に住んでいて良かった!としみじみ思うわけです。

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こちらは、大井ふ頭中央京浜公園。奥に進んでみると、現れたのは大きな顔。

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掛井五郎作 三人三様

駆け寄ってみると、なんとも素朴な野外彫刻にニンマリ♩

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その先の運河沿いにも緑が広がり、水音と風音、鳥の鳴き声、そこに飛行機のジェット音が程よくミキシングされるという、この地域らしい醍醐味に浸らせてもらいました。

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別の日の平和島公園。

ここでは視界をぎゅっと狭めて目を閉じて……「軽井沢」。そう、ここは軽井沢だと言い聞かせて歩いてみました。癒しの効果が得られる「アルファ波」が脳内に充満したのか、とてもすがすがしい気分に!森林浴とまではいきませんが、1週間は元気でいられる気がします。

 

京浜運河といえば、昭和初期に埋立地造成計画があったそうですね。当時、沿岸の漁業従事者らの反対で打ち切りになったようですが、運河が残されたことに感謝せねば!です。

(k)