oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

いつもと違う蒲田の休日―パンと器と梅の花―

長引くマスク生活の中で、近場の外出は眉毛だけ描けばOK!というマイルールがいつの間にかできていました。でも、この日は、軽くメイクをしようかな、という気分に。パンを買いにいくだけなんですけどね。蒲田の牧田総合病院内にこの2月、「パンとエスプレッソと」の新ブランドのお店がプレオープンしたとの情報を聞きつけ、ちょっと楽しみな休日になりました。

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さて、大森町から蒲田のパン屋にいく途中、土日のみオープンしているgallery tebukuroさんの横を通ると…

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砥部(愛媛)の登り窯で作陶されている池本惣一さんの器が入荷した、とのお知らせが。テーブルに並んでいたのは、豪快に描かれた絵や線、深みのある白釉がなんとも魅力的な作品でした。小皿をひとついただくことにしたのですが、この一年、食卓でじっくり器を眺める余裕すらなかったなと。旅に行けない今こそ、こうした予定外の寄り道が本当に新鮮で、ああ、この扉を開けてよかった。そう思える良きスポットでした♩

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牧田総合病院の1階にこんなかわいい看板が!

そして、蒲田駅近くの「ユザワヤ」を過ぎると、パン好きにはたまらない看板が見えてきました。「ぱんとえすぷれっそと」。子供も立ち寄りやすいように意識されたのか、店名はかわいらしく、ひらがな表記に。

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欲しいパンの札を持ってレジに行くスタイル

国産小麦100%のふんわりとしたパンを中心とした品揃え。「トングもトレイもない」と一瞬慌てたものの、ここはレジに食べたいパンのカードを持っていくシステムなんですね(新鮮~!)大きな荷物を持っていても動きやすく、今の状況下では、むしろ安心感がありました。テーブルもよく見たら食パン型じゃないですか(インテリアも楽しいな)

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店内にはカフェスペースがあり、イートインでいただくことも◎。温めたほうがおいしいパンは、適温に仕上げてくれます。この日はサバサンドと、オリーブが練り込んであるパンをチョイスしました。食べ応えあるサバの身とレモンの輪切りというベストコンビを包みこむ柔らかなパン。トータルでイイお味。もちもち食感がコーヒーに合いますね!

 

胃袋が満たされた後の散歩は、、、

この時期は一択です。やはり、観梅ですよね♩

特に約100本の梅の木が植えられた聖蹟蒲田梅屋敷公園は、明治天皇がたいそう気に入られ9度も通ったと記録されているといいます。2月中旬は、マスクを通してもわかるほど、かぐわしい梅の香がふわり。

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公園内にはさまざまな種類の梅の木が

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べにちどり

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しだれうめ

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くろだ

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ぶんご

梅に詳しくない私でも、名前のお札を見れば、違いは一目瞭然。梅と聞けば、大粒の実をつける「南高梅」を真っ先に想像してしまいますが、この場に身をおくと、梅の真の美しさに心奪われ、枝ぶりや立ち姿をじっくりと鑑賞したくなりました。

澄んだ青空に映える梅の花。お願いだから、もうしばらく散らないで。

(K)