oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

マチノマでタイル作り。

内川と東邦医大通りが交わるあたりにマチノマという商業施設があります。昨年11月に出来たばかりのこの施設、スーパーに薬局、ダイソーやトレーニングジムも入っていて、3階には「マチノマノマ」というコミュニケーションスペースまであります。

 

先日、ここで行われた「タイルの絵付け」のワークショップに参加してきました。講師はタイル工房fuchidoriを営むKさん! oomori westのメンバーでもあります。

https://fuchidori-tile.com

 

今回は16世紀から17世紀にかけてイスラムからスペインに伝わったと言われている伝統技法「クエルダ・セカ」を教えていただきます。

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でもって作るのは、こういう大きめのブローチや髪ゴムを通して使うボタン! 全く未知の世界ですが、流れるような説明を聞いたり、可愛いらしい見本やキレイなタイルの写真集を眺めているうちにテンションが上がってきました。他の皆さんも期待で目がキラキラしています。ワークショップが始まる前のこの空気感、好きだなあ。

 

では実際に手を動かしていきましょう。まずは配られたシートから好きな図案を選び、トレーシングペーパーに写しとります。

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トレペの下にカーボンを敷き、ボタンの上に重ねて先ほど写しとった図案をなぞると、ボタンの上に下絵をつけることができました。焼成すると、この線は白くなるそうです。上の写真の見本(水が入ったカップの下)を見てみてください。鮮やかな色彩ですが、素朴であたたかみがありますよね。

 

次にカラーチャート(写真撮り忘れました…)をにらみながら色を決めていきます。わたしは茶色とくすんだピンク、グレーを組み合わせてみました。プッチっぽい配色⁈

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この前にKさんが色を乗せる際の見本を見せてくれました。際を塗る時は細筆、広い面を塗る時はスポイトを使います。これがなかなか難しい。会場のあちこちから小さく「ああっ!」とか「おっと!」なんて声が漏れきこえてきます。

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さすがKさんは手際がいいですね。ちなみにこの時使ったのはガラス質の釉薬。とても粒子の細かい粉で、見た目は白っぽいですが焼きあがると鮮やかな色に変わるそうです。受講者のリクエストに合わせ、釉薬を調合するKさん。ラボで実験中の博士のようです。

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焼きあがりは来週あたりになりそうです。私のプッチはどうなるのか⁈⁈ また後日リポートいたします(M)。