oomoriwestのブログ

東京のブルックリンこと大田区大森地区ときどき京急沿線の日常を綴っています。

大森 海苔のふるさと館で海苔簀づくり。

ある日の昼下がり、コーヒーなんぞ飲みながら優雅に大田区報を眺めていると、「自然素材のヨシを使って、昔の海苔つけの道具を編む体験ができます」という一文が目につきました。大森地区を代表する特産品(今は作っていないけど)「海苔」絡みのイベント! これは、大森地区のよいところを書き記すために立ち上げた当ブログで触れないわけにはいきません。

 

ということで、行ってきましたふるさとの浜辺公園内にある「大森海苔のふるさと館」! 館内にはその昔、品川~大森一帯で盛んだった海苔養殖の貴重な資料が収蔵されていて、今回作る予定の「海苔簀」を使った「海苔つけ」も再現されていました。

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↑の写真のように海苔を張り付けるための道具を「海苔簀」といいます。刻んだ生海苔を水にとき、海苔簀に張り付けて四角く整えると、私たちがよく知っている海苔の形になるんですね。

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ということで、職員さんから海苔作りのお話をお伺いした後、さっそく海苔簀作りです。まずは、ヨシが配られます。さすが加工されていない天然もの、先端をよく見ると、ふさふさと穂が出ているものもあります。このヨシを、一本ずつ下記の平均台のような道具にセットしては、糸巻きのようなものを前後に入れ替え(タオルに隠れて見えませんが、後ろにも糸巻きがあるのです)、糸をかけていきます。ちなみに、この糸巻きのことを「つつろ」というそうです。

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この作業をやっていると、めちゃくちゃ没入して、あっという間に「無」になれます。もしかしたら、滝に打たれるぐらいの効果があるのでは?まあ、滝に打たれたことはありませんが…

で、あっという間に3枚目から4枚目の写真の長さに! 編みあがったものは両サイドが不揃いなので、枝切りばさみのような大きなハサミで両端をカットしてもらいましょう。バチン!

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できました! 色も太さもバラバラだけど、自分で編んだとあって愛着もひとしお! なんと11月には自分が作った海苔簀に海苔つけをする体験もできるようです。絶対に申し込まねば!…といいつつ、その日まで使わないのは勿体ないので、ランチョンマットがわりに使っています。アップでみると節の不揃いさが際立ちますが、それもご愛敬ということで(M)

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