大森町駅から徒歩1分のところに「ロコフィ」というハンバーガーショップがあります。ミントグリーンの木製ドアをあけると、ダイナーとかで見かけるハイスツールが並んでいて、ザッツ・アメリカな感じ。
ここのハンバーガーももちろん旨いのですが、オススメしたいのはタコス! ビーフ、チキン、フィッシュ、チリビーンズ、アボガドから2種類選ぶことができて、皮つきポテトフライ、トルティーヤチップス&サルサ、飲み物もついて750円!(ランチの価格です) しっとりもちもちの皮には、具材以外にたっぷりレタスと焼き付けたチーズが入っています。このチーズのコクとレタスのシャキシャキ感がた・ま・ら・んのです。
今日のランチのお供は斎藤潤一郎さんの『死都調布』。ハードボイルド×アナーキー×無国籍な短編が10本収録されています。タイトルの書き文字といい、エドワード・ホッパーのエッチングを彷彿させる乾いた線といい、カッチョいいとしかいいようがないんですよね。 タコスが出てくるお話も収録されていて(それがまたヒドい話で。もちろん褒めております)、湧きあがるタコス欲を満たすために、本を携え「ロコフィ」に来た次第。漫画のなかに出てくる食べ物って、なぜこんなにそそられるんでしょうね。(M)